診療について : 泌尿器の病気

泌尿器

泌尿器とは

泌尿器は尿を作り、排泄する器官です。特に腎臓は身体の中でも重要な臓器で、生命維持には欠かせない臓器です。

こんな時は泌尿器の病気の可能性がありますので、注意が必要です。

  • 尿の回数又は量が多い
  • 尿が出ない
  • 尿が赤い(血尿)
  • 元気、食欲がない
  • 嘔吐を繰り返す

膀胱炎

細菌の感染や結石などにより膀胱に炎症がおきる病気です。頻尿、血尿、尿が臭う、尿が濁っている、トイレを失敗する等の症状がみられます。ネコでは感染が無くてもストレスが原因で膀胱炎を繰り返すことがあります。

尿路結石

食べ物や飲み物に含まれるミネラル分が腎臓で処理され、尿となって排泄される際に結晶、結石化してできます。
結石はその成分によってストルバイト結石、シュウ酸カルシウム結石、尿酸結石、シスチン結石などに分けられます。
結石が尿管や尿道につまり、尿が出なくなると、急性腎障害になり命の危険を引き起こすことがあり、早急に処置をしなければなりません。特にオスでは尿道がメスより狭いため、つまりやすく注意が必要です。

腎臓病

腎臓病は結石や中毒などにより急性に発症するものと、年齢とともに少しずつ進行する慢性のものがあります。
慢性の腎臓病の治療は、残っている腎臓の機能を悪化させないようにする保存療法が主体となるため、早期の腎臓病の検出が重要になります。