病院嫌いをなくすために
FEAR FREEの取り組み
恐怖・不安・ストレスをなくすためにできることを
どうぶつ病院大好き計画‼
実は病院に対して不安を抱くペットって多いんです......
毎日、どうぶつ病院にはたくさんのイヌさんネコさんが飼い主様と共にやってきます。
楽しそうに「きたよー！」と入ってきてくれると、とても嬉しいのですが、
ほとんどは（人もペットも）恐怖心やこれから起こることへの不安を隠せないことが多いです。
ワクチン接種などで、健康な状態でご来院されたとしても、どよーんとしているペットを見ると、飼い主様も医療チームも緊張が走ります。
【少しでもここにいたくない】という状態はペットにとってもとてもつらい状態だと思います。
ペットの健康を願ってどうぶつ病院があり、動物の医者や動物の看護師がいるのに、そこでの気持ちは健康ではない。そんな状態を少しでも緩め和らげるように、ネコさんイヌさん、飼い主様、医療チームが一丸となって、医療をご提供できればと考えています。
飼い主様が
ペットのためにできること
犬の飼い主様へ
【1】お散歩コースの1つに、どうぶつ病院の前を通るコースを作ってみましょう
普段のお散歩の際に、病院の前を通過すると、ご来院の時の「この方向は（もしや？）・・・行きたくないっ‼」という行動が減るかもしれません。
10回楽しいことがある。（何も起こらない）そのうち1回は緊張する事も起こる
毎回必ず緊張する事が起こる
・・・もしあなたならどちらが良いですか？
【2】首輪、ハーネス、リードがもたらす安心感
案外、イヌさんはリードが自身についていることで飼い主様に守られていると感じることが多いようです。そして、リードがついていない犬を見ると緊張する事もあるようです。
ぜひ、日頃からリードに慣れるように生活し、来院時は「お互いが」安心するためのリードの装着をお願いします。
飼い主様が
ペットのためにできること
猫の飼い主様へ
【1】普段からキャリーに慣らす練習をお奨めします
診察前は興奮させないように
これにつきます。
ネコさんは、興奮すると診察ができなくなることが多々あります。できれば押さえずに診察したいのでたいので、普段からキャリーに慣らす練習をお奨めします。
キャリーに入ったら最後、絶対病院へ行く！という状況を作らないようにするだけでも、安心の材料になると思います。
【2】できればトイレは済ませてから
トイレは、ここ！と決めているネコさんは多いと思います。移動中など、オシッコを我慢するのはつらい。ぜひ、おトイレの確認をお願いします。
猫の飼い主様へ診察前のお願い
- キャリーに必ず入れてきてください。逃走すると興奮して身体の中の状態も変わってしまいます。痛くても痛さを感じられなくなる事もあります。安全なキャリーに入って、視界は布などでおおって刺激を少なくしましょう。
- 待合室では、キャリーを床に置かないようにして、目線の位置を少し高くしておくと安心です。イヌに覗かれて驚くことも少なくなるでしょう。
伊藤どうぶつ病院からのお願い
飼い主様の安心の言葉がけは、ペットの負担を和らげることができます
【1】ペットは家族の言葉をよく聞いています。
診察前「注射」という言葉の後に「病院」そしてその言葉を聞いたあと、どうぶつ病院へ行って痛い思いをする。
それが続けば言葉だけでも身体の中で恐怖、不安が起こり身体に変化が起きます。
診察までの言葉や行動はお家の中から、気をつけてあげるといいかもしれません。
【2】ポジティブな言葉を使ってあげる
診察中は、「ごめんね」「痛いね」「いやだね」と悲しそうにお話しすると、ペットには感情が伝わります。その後に「痛いこと」「嫌なこと」が起こればその言葉がきっかけでパニックになる事もあります。
ぜひ大好きなご家族の笑顔と、安心で大好きな言葉で満たしてあげてください。
注射が苦手な子のワクチン時に、大好きな食べ物のお話しをしていたらあっという間に注射が終わっていたということがよくあります。
「おりこうだね」「じょうずだね」「いいこ」など、ポジティブな言葉で満たしてあげてくださいね。
【3】診察が終わった後、良いことが起こって終わるようにすると・・・
「痛かったけど、おいしかった」
「緊張したけど、最後にママが笑顔で褒めてくれた」
「今日は我慢できなかったけど、パパの抱っこだから頑張れた」
「なんかあったけど、おいしい物が食べられてよかったなぁ。」
「病院へ行った日は必ずお家でおいしいのがもらえる！」
次、その次、その次の次・・・印象は少しづつでも確実に変わっていきます。
伊藤どうぶつ病院では
診察が終わったら
頑張ったご褒美をプレゼント！
